本日(9/2)に行われたAppleの特別イベントではMac,iPhone,iPadなどのApple製品からしか視聴することが出来なかった。
なんとかWindowsで見られないかといろいろ試して、イベントのほぼ終わりの段階で見られるようになった。
もともと今回のイベント自体、Appleによる壮大なHTTP Live Streamingのテストであることは予想出来ていたので、アプローチとしてはそれほど難しくはなかった。
やったことは、
- イベントのライブ配信ページのHTMLソースを眺める
- .m3u8の拡張子のURLを探してブラウザで開いてみる
- さらに帯域ごとに合わせた.m3u8のリストが出てくるので任意のm3u8リスト名をブラウザで開くとDLすることになる
- DLしたm3u8ファイルをテキストエディタで開いて中身を確認
- 相対パスになっているのを絶対パスに置き換え
- DLしたリストには配信時までのTSファイルしか記載されていないので、ライブ終了時間から逆算してシーケンシャルにTSファイルのリストを追加
- m3u8ファイルの最終行に#EXT-X-ENDLISTを追加してテキストエディタの編集は終了
- 編集した.m3u8ファイルをVLCかSMplayerで開いて視聴
とこんなとこ。
詳細な内容が下記の通り
2. HTMLソースの中の下記のURLが正解。ブラウザで開いてみる
http://qthttp.apple.com.edgesuite.net/1009qpeijrfn/sl.m3u8
3. sl.m3u8の中に一番帯域広いリストとして1240.m3u8というのがあるのでそれを開く
http://qthttp.apple.com.edgesuite.net/1009qpeijrfn/1240.m3u8
4. DLした1240.m3u8をTeraPad等で開くと
#EXTM3U
#EXT-X-TARGETDURATION:8
#EXT-X-MEDIA-SEQUENCE:0
#EXTINF:8,
1240/1240_090110_094007_0.ts
#EXTINF:8,
1240/1240_090110_094007_1.ts
#EXTINF:8,
1240/1240_090110_094007_2.ts
こんな感じになっている
5. 上記の相対パスのURLを絶対パスに書き換える
#EXTM3U
#EXT-X-TARGETDURATION:8
#EXT-X-MEDIA-SEQUENCE:0
#EXTINF:8,http://qthttp.apple.com.edgesuite.net/1009qpeijrfn/1240/1240_090110_094007_0.ts
#EXTINF:8,
http://qthttp.apple.com.edgesuite.net/1009qpeijrfn/1240/1240_090110_094007_1.ts
#EXTINF:8,
http://qthttp.apple.com.edgesuite.net/1009qpeijrfn/1240/1240_090110_094007_2.ts
6. イベントの開催時間を2時間と予想してTSファイル数を逆算する(TARGETDURATION:8 とのことなので1TS辺り8秒)
2(hour) × 60(min) × 60(sec) ÷ 8(segment) = 900
ということで、900.ts までリストを追加。適当にExcel等で。
7. m3u8ファイルの最後に#EXT-X-ENDLISTが記載されていないとプレイヤーでシークが出来ないので追加する。
~省略~
#EXTINF:8,http://qthttp.apple.com.edgesuite.net/1009qpeijrfn/1240/1240_090110_094007_900.ts
#EXT-X-ENDLIST
上書き保存してテキストエディタを終了
8. 編集したm3u8ファイルをVLCかSMplayerで開く。SMplayerをお勧め。VLCは再生まで時間がかかる。
TSファイルの繋ぎ目で一瞬映像と音が飛ぶがその辺りはまぁ仕方がないといったところ。
下記にWindowsで見られるように修正したm3u8ファイルを置いておく。解凍して上記のプレイヤーで開けば見られるはず。
まずは下記の記事をお読み頂きたい(以後、下記の件について”本件”と称する)。
2010年8月1日に本件が発生後、すぐ次の日にUstreamサポート宛へメールを書いてから22日後の昨日、Ustreamサポートより正式回答があった。
正式回答が届くまでの間、何度かのメールのやりとりと、@ustream_jpと@UstreamTech_JP及びUSTREAM Asia(株)のCEO:中川氏のtwitterアカウントへのtweetを行った。
最初にメールを送った時はここまで回答が遅くなるとは予想しておらず、先の見通しの不安から先のような催促するような行動を取ることになったのは事実気持ちの良いことでは無かった。
ただ、早期に本件を解決したいという思いからの行動であったということは改めて書いておきたい。
blogに上記の記事を書いたこともあり、twitter上でも何人かの方からリプライを頂いた。本件に関心をもっておられる方々にはできるだけありのままで事実を公表したいという思いもあり、Ustream側へ正式回答の内容について公表してもよいかと尋ねた。返事としては正式回答に長時間を有した為止む無しとのことであった。
よって下記にUstreamサポートからの正式回答について全文を公表することにする(名前の部分のみ伏字)。
○○ 様
Ustream サポート窓口です。
今回お問い合わせいただいた件のご報告を申し上げます。まずは、
何より調査及び回答に時間がかかりましたことをお詫び申し上げます。
当サービスにおいて通常は個々のアカウント停止処置(BAN)の原因やその期間、
または判断基準について開示することはございません。
この点につきましては何卒、ご了承ください。その上で、本件をご報告いただいた後にアカウントnrglogが
停止処置になった事由を調査させていただきました。
ところが、アカウント停止処置は米国本社にて行われており、
日本のユーザ様の通報や著作権違反等の監視が原因となったものではありませんでした。
その後、その判断理由と実際に対象となった番組内容について社内調査を行いましたが、
残念ながら今回はそういった情報の保存がなく、
停止処置の判断理由を確認することができませんでした。もちろんこれは非常に稀なケースであり、通常はアカウント停止処置の理由や
その配信内容などは処理の一環として保存されることになっています。
これらの結果、今回のアカウント停止処置に関しては我々の不手際と判断しております。
つまり、○○様の配信にはなんの問題もなかったにも関わらず
当方の手違いによりアカウントを停止処置してしまい、
○○様およびそれをご覧になられていた多くの視聴者の皆さまに
ご迷惑をおかけしたことになります。誠に申し訳ございませんでした。今後、このようなことが起らぬよう、米国本社も含め、内部の監視判断
およびアカウント停止処置の手順の徹底をはかってまいります。
また、アカウント停止時のメッセージの不備や調査に時間がかかったことに関しても
重ねてお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。アカウントに関してはすでに回復処理がされております。
ぜひ今後もUstreamをご愛顧いただけましたら幸いに存じます。Ustream Asia 開発担当
以上がUstreamサポートからの正式回答原文ママである。
結果としてこちらに非は無かったということが確認できほっとしている。
また、Ustream側としても本件を通してサポートの向上に努めるとの文面もあり、こちらとしては十分満足な回答が得られたと考えている。
この正式回答を受けてあらためて、当日ご視聴頂いていた方々にご迷惑をおかけすることになり、配信者としてお詫びを申し上げます。
私自身、今後もUstreamを使った配信を継続していくつもりなので、Ustreamには是非、これからも良いサービスを提供し続けてもらえればと思う。
2010年8月1日にPL花火の模様をUstreamとニコニコ生放送で配信した際の機材セッティングをまとめたので解説を含めて紹介していく。
技術的に濃い内容となっているので興味のある方向け。質問等はtwitterかこのblogのコメントでどうぞ。
-下記機材はネットブックとHDカメラを除き全て個人で所有のものです。またセッティング~操作を全て1人で行いました。-
○写真1枚目

正面の24ワイド画面に表示しているのがHD配信用のモニタ&キャプチャ画面。
画面左端にTweetDeckでTwitterのメインTLを表示しながら状況をチェック。
Ustream BroadcasterとFMLEの画面は配信時は不要なので最小化して隠してある。
MacBook Proではニコ生の配信画面を前面に表示しながら、FMLE、アクティビティモニタ、Ustream Broadcasterは背面に表示しておいて必要に応じてそれぞれの画面を確認。
ちゃぶ台真ん中のネットブックでは、画面左半分でNwhoisを使いニコ生のコメントを表示しながら、画面右半分でUstream標準画質配信画面のモニターを行う。
下に置いてあるLet’snoteではUstream HD配信画面を2ウィンドウ開き、動画は停止した状態でチャットとTwitterのソーシャルストリームをモニター。
○写真2枚目
左上のSony9インチモニターでDVカメラの映像(Ust標準画質&ニコ生用)をモニター。
自作PCの上に乗っている22ワイド画面では、Intensity ProのHDMIスルー出力を接続してHDカメラの映像をモニター。
○写真3枚目
画像がぶれていて申し訳ない。
左側がUst標準画質&ニコ生用DVカメラ、SONY DCR-PC350。
右側がHD画質用のPanasonic HDC-HS9。
窓越しに上半身だけを出してこれら二台のカメラを個別に調整、操作していた。振り向けば写真2のモニター画面が見えるようにしていたので、特にフォーカス調整時は細かくモニター画面を確認しながら操作していた。
写真には写ってないが、これらカメラのさらに左側にマイクスタンドを2本立てて集音用マイクをセッティングしていた。
○ブロック図
今回の主な機材の接続をまとめたのが上記のブロックダイアグラム図。図では省略してあるが、各PCは有線LANにてGigaHUBに接続してあり、さらに上位のルーター経由でインターネットへ接続していた。
○主なポイント(映像編)
HD配信について。HDC-HS9はフォーカスをマニュアルにして調整。途中まで「ローライト」をオンにしていたが色が変わっている印象があったので途中でオフにした。
カメラのHDMI出力は1080i固定なので、PeCaTV2で画面表示時に1280×720に縮小してさらにインターレース解除などの処理を同時に行っている。ということで厳密には720pでの配信では無い。現有マシンではこのサイズでの配信が限界だった。
配信ビットレートは2.5Mbpsに設定したがこの解像度だとこれでもビットレート不足で動きがあるとすぐにノイズが発生する。ただし、今回はほとんどカメラ固定で静止画に近い絵であったので、このビットレートでもかなりの高画質で配信できたと思う。VP6を選択したのはマシン負荷を抑えるため。
標準画質&ニコ生配信について。DCR-PC350もフォーカスをマニュアルにて調整。こちらの方がリングで操作できるので操作性は良い。映像に関しては「プログレッシブ」をオンにして30pで出力。プログレッシブをオンにしたことにより、低画質でありながら動きの良さとチラつきを抑えて花火の綺麗さを表現することができたと思う。古い機種ながら暗所性能の良さとプログレッシブ機能により十分配信でも使えることが分かった。
※配信時は30fpsで配信していると思っていたが、後日確認するとFMLEで24fpsに制限していた。記憶が定かでないが、おそらくマシン負荷を下げるために24fpsにしたものと思われる。
○主なポイント(音響編)
音に関して。配信の際にも言っていたのだが今回の最大の難関は音であり、打ち上げ場所より約1kmという近距離で花火の音をどう捉えるかというのが課題であった。花火であるので事前にテストできるはずもなく、本番一発で勝負しなければならない。
臨場感を伝えるためにステレオ音像にすることは必須。しかし手持ちのステレオマイクのみだと花火の爆発音に耐えられない可能性と前方指向性が弱いという点が予想できたので、今回は正面用とステレオ集音用の2つのマイクを用意してミキサーでミックスすることにした。
正面用に選択したマイクはSONY ECM-MS5。MS方式のマイク。これを0度セッティング(指向性を前面のみ)にした。EQはミキサーで80Hzローカットをオンにしたのみ。
ステレオ集音用にはZOOM H4nを使用。X-Y方式のステレオマイクを搭載したハンディーフィールドレコーダーだが今回はマイク部のみを使用した。こちらはマイクカプセルを120度にセッティングし、より広がりのある空間を表現できるようにした。他にH4n本体でLimitterとローカットをオンにした。
本番の花火が上がると当初予想よりも音が大きかったが、ミキサー側のGAINを下げることにより入力歪みを回避できた。さらに2マイク構成にしたことが功を奏して、前方の打ち上げ音をしっかりと拾いつつ、ステレオ音像による空間の音の広がり、特に周辺の観客の歓声などが入ることによってより臨場感のある雰囲気が伝えることができた。
本番では常にヘッドフォンで音をモニターしていた。後にアーカイブの音を聴いたがエンコーダで大幅にロスすることなく現場でモニターしていた音と遜色無いことが分かり、こちらの意図した音が配信できていたことが分かり安心した。
※ニコ生のコメントで音を上げて欲しいというコメがあったが、音量のピークが読めないので少し下げ目にしていた。ミキサーのメータでは-10dB~-14dB程度には触れていたので十分だったはず。ちなみにラストのスターマインでは-6dBを超えていた。
○HD配信セッティングパラメータ
・カメラ:Panasonic HDC-HS9
- 出力:HDMI
- 設定:1080i(1920×1080)
・キャプチャデバイス:Intensity Pro(Driver v3.3.2)
・自作PC:
- OS:WindowsXP SP3
- CPU:Q6600(2.7GHzへOC)
- マザーボード:P5K-E
- RAM:4GB
・PeCaTV2 ver.0.0.5
- 映像サイズ:1280×720
- デインターレース:ブレンド
- YC伸張:YUY2バイト配列
- ビデオレンダラ:Enhanced Video Renderer
- 実行優先度:リアルタイム
・SCFH DSF ver.0.4.1
- Device:SCFH DSF
- Format:VP6(Quality:Best、Datarate Window Huqe)
- Frame Rate:29.97 fps
- Input Size:1280×720
- Bit Rate:2500 Kbps
- Output Size:1280×720
Audio
- Device:Yamaha Steinberg FW WDM Audio
- Format:Mp3
- Channels:Stereo
- Sample Rate:44100 Hz
- Bit Rate:128 Kbps
○Ust標準 & ニコ生配信セッティングパラメータ
・カメラ:SONY DCR-PC350
- 出力:NTSC(Composite)
- 設定:30p(720×480)
・キャプチャデバイス:DVX-BAY(5インチベイ内蔵用のを外部電源を付けて使用)
・MacBook Pro:MC374J/A(2.4GHz、4GB)
- Format:H.264(Profile Baseline、Level 3.0)←UstreamでiPhoneから視聴できる設定
- Frame Rate:24 fps
- Input Size:480×360
- Bit Rate:350 Kbps
- Output Size:480×360
Audio
- Device:First 2 channels
- Format:AAC
- Channels:Stereo
- Sample Rate:44100 Hz
- Bit Rate:96 Kbps
○音響セッティングパラメータ
・デジタルミキサー&オーディオインターフェイス:YAMAHA n12
・集音マイク1(正面用):SONY ECM-MS5(0度セッティング)
・集音マイク2(ステレオ音像用):ZOOM H4n(120度セッティング)
・トーク用マイク:Shure SM58
・BGM再生機:Apple iPhone3G
・使用曲
- BGM:Freeplay Musicより複数曲
- エンディング曲:向谷倶楽部 「Twilight Stream
○Ustream標準画質のアーカイブ
-Ustreamからの回答について-
8月23日にUstreamから正式回答がありました。回答の内容についてはこちらの記事をご覧下さい。
Ustreamからの正式回答について
-追記-
ニコニコ生放送のタイムシフトの再生期限が切れましたので、コメント付きで録画した動画をアップしました。記事の一番下にリンクを貼ってます。
○何があった?
8/1に大阪府富田林市で行われたPL花火をUstreamでライブ中継を行っていた時に事は起きた。
Ustreamのch:nrglog-hqにて19時20分過ぎから放送を開始して約1時間を経過した頃、配信画面を確認すると通常とは違う画面に切り替わっていた。
その画面には、
「著作権など権利侵害のため nrglog は削除されました」
との一文が。
URLを確認すると、
http://www.ustream.tv/user-banned/nrglog
とアドレスバーに表示されており、この時点でBANされたのだと理解した。
今回のライブ中継では、ch:nrglog-hqはハイクオリティchとしてHD画質での配信を行っており、それ以外にch:nrglogとニコニコ生放送で標準画質による同時中継を行っていた。
当初、BANされたのはch:nrglog-hqのみかと思われたが、手元のPCで確認するとch:nrglogの方もBANページに飛ばされていた。
後々確認すると実際はch:nrglogは配信の最後まで繋がっていたようで、視聴者により観続けられた人とそうでない人がいた模様だ。
○どうなった?
当時ch:nrglog-hqには600人以上の方々が集まって視聴していたが、全員先ほどのBANページに飛ばされることとなった。
ch:nrglogにおいても全部で無いにしろ多くの人がBANページに飛ばされたようだ。
そしてその模様は音声を通じてニコニコ生放送にそのまま配信されることになった。
結果、全ての配信チャンネルの視聴者を合わせて同時に1,000人以上がこの状況を目撃していたことになる。
ちょうどその時間は花火の打ち上げの休憩時間に当たっていたようで、ニコニコ生放送のコメントやTwitterを頼りに状況を把握しUstreamからニコニコ生放送への誘導を行った。
その後ニコニコ生放送では問題なく最後まで配信することができた。
ちなみに、ニコニコ生放送の方は来場者数2,904人、総コメント数3,637と自分でも予想外の大変盛り上がった放送となった。
○どうするの?
とにかく確認したいのはBANされた理由。それが知りたいに尽きる。権利侵害したつもりはないし、別に理由があるのならその理由が知りたい。
結果的に視聴していた多くの方々に迷惑をかけることになったので、配信者としてはちゃんとした説明を行う必要があると考えている。
そこでライブ中継を行った次の日に、Ustream側へメールにて質問を投げてみた。
その日の夕方に問い合わせ受付のテンプレートメールの返信が帰ってきたが、この文を書いている現在(8/5夜)は回答はまだ得られていない。
念の為、Ustream JAPANのTwitterアカウントにもコメントしてみたがこの件に対する明確な返事はもらえていない。
自分としてはこの記事を書いていること自体非常に不本意だが、状況を加速させる為にも仕方が無いのかもしれない。
最後にUstreamの標準画質のアーカイブへと、ニコニコ生放送のタイムシフト(視聴は8/8深夜まで)へのリンクを張っておく。
Ustreamのアーカイブの43分を過ぎた辺りでBANされた状況が聞ける。
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Ustreamアーカイブ
- ニコニコ生放送タイムシフト(タイムシフト期限切れ)
タイムシフトの再生期限が過ぎましたので、下記動画をアップしました。こちらをご覧下さい。
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